月明かりに君想ふ~天橋立が繋げる人と自然観~
角岡紗衣(M1), 加藤優侑(B4),中村紗也佳(B4)
天橋立は、天へ舞い上がる竜のように見える遠景の眺望(変わらない風景)が有名である。だが砂浜の侵食により存在そのものが危ぶまれる状態であったため、海流を考慮した角度に突堤と潜堤を設置し、砂を堆積させ汀線の連続性を確保しているという遠景を守ってきた軌跡(うつろう風景)がある。天橋立を守ってきた人々の努力を受け取り、月が綺麗に見える突堤の1本の軸をムーンヴィスタとして毎月の満月と結びつける。自然の摂理にならった土木的軸線上に身置くことで、ヒューマンスケール的に自然との関係性を図り、人と自然観を結びつける。またその軸線にグリーンインフラ機能を持たせることで松や阿蘇海の環境改善を行う。
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