仮想世界と現実世界の狭間で  

村田琴音(B4)

現代人は仮想と現実の二つの世界の間で生きているが、自由で快適な仮想世界の中での「個」の存在が大きくなりつつある。本設計では、二つの世界の中間領域を既存団地(奈良市中登美ヶ丘団地)に構想し、再び現実世界に根を下ろす場を提案したものである。仮想世界の「軽快性」や「制御感」、現実世界の「重力感」や「時間の積層」など、両世界の魅力を抽出し、現実の中に仮想世界の感覚を持ち込みながら、人が関わることで変化し、積み重なっていく空間とプログラムを設計した。

Comment

いつも現実的に着地させた提案をしてしまうことが悩みでした。 私の卒業設計の目標は「飛ぶこと」だと友人と語っていました。飛べた!そして着地できたさやか、おめでとう!ありがとう!