ローカル・トランジットスケープ -堤防空間の読み替えによる渡船と既存交通インフラの接続景-  

山口麻裕子(M2)

住民の足として重宝される,大阪市の渡船。近代化に伴う様々な障壁によって,かつてより受け継がれてきた水都ならではの交通手段とまちの関係性はきわめて希薄になった。本提案では,電車やバスといった大人数を輸送する【マス・インフラ】と渡船を接続し,乗り換えるための交通結節空間によって,持続可能な交通インフラとなるような新たな渡船の活用形態を計画する。土地の文脈や周辺環境に呼応した広がりのある堤防空間が,トランジットをより魅力的かつ現実的なものにする。

4か所で創出される小さなトランジットが木津川を介した渡船回遊ネットワークとなり,水辺に新たなダイナミズムや愛着をもたらしていく。

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やりたかったこと全部やりきりました!