茶文化COMPLEX-住み良いまち、中宇治へ。人々は新たな生活拠点にて茶文化に親しむ。-  

前田 彩花(M2)

中宇治では観光以外に目を向けた生活拠点の充実化を図る動きが進んでいる。今こそ地域に根付く文化や暮らしを見直し、住み良いまちとしてのステップアップを促す計画を検討すべきだ。中宇治の空間特性である奥性の調査・分析を行い、更には低未利用空地を対象に特徴ある景観や賑わいをあぶり出した「まちにわ」を定義、それらを用いた茶文化中心の複合空間を設計した。市民が自由に使える稽古場や茶工場、テラスや芝生広場、中宇治での暮らしが体験可能なコワーキングスペース等を主なプログラムとした。中宇治らしい生活拠点が創出されることで、活気に溢れた住み良いまちとなる。更に中宇治を訪れる新たな動機、若い世代の訪問が増加することも見込まれる。

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宇治に向き合った1年間でした!